枝垂れ桜の一本の枝を持って口元に当て唇を隠すように微笑んでいる 「久しぶりよのぅ」 「そう、ね」 と十六夜さんも返事をするけどなんか、いつもと違う 「あの女の人だれ?」 「さあな」 「女神、大丈夫か!?」 「わけあり、か」 「ほぅ、この地は相変わらず美しいのぅ。人間の手が届いておらぬからか」 「復活したの、ね」