「「「2500年!?」」」



あり得ない、そんな前から…


大昔からこの姿でこの場所を守ってるんだ…何かすごいな、それしか言いようがない。だって2500年前って言われても、ぴんとこない



「びっくりでしょ?私より何百年も先からいるのよ」



あやすように腕を揺らして笑う十六夜さん



なんか、親子みたいだな



いやそれは十六夜さんに失礼かな、だっておじいちゃんみたいだし


息子さんもいるみたいだし…



「この神様をどうするの?」


「しばらく私がついて、落ち着いたらここにまたつれて来るの。なるべく早く帰らないといけないからね」