考えてると十六夜さんの下りるよ、の声を合図に大蛇も下りていく



着くと十六夜さんに下りていいよ、って言われたから下りて辺りを見渡した。上から見るよりも何て言うか…壮大


草原なのに痛くなくてふかふかして気持ちいい



草原、湖、桜だけは人間の世界にはあまりなさそうな綺麗な所だ



十六夜さんについて行くと湖の縁についた



すると十六夜さんは雪駄と足袋を脱いで裸足になって、刀を抜いて地面にそっと置こうとして止まった



どうしたのかな、


「琉威、これ持っててくれるかな?」


と両手で刀を持って差し出してきた


「え、いいけど、何で?」


「いいからいいから」


「?わかった」



重いよっ


手渡されたけどふらつくから刀を地面につけて支えた


十六夜さんこんな重いの軽々と片手で扱うんだ