そのまま流れに任そうとしていた天堂は十六夜に深い口づけをしなが袷目に手をかけると十六夜に止められた


「…駄目、今日は獅蛇も居るから」


「寝てるだろ?それに、最近ずっと抱いてねぇ……そろそろ限界じゃがな」



抱いてない


限界



その言葉に真っ赤になった十六夜。確かにお互い忙しく二人の時間が無かった。ゆっくり話し合う時間さえも…その間、ずっともやもやしていたのは事実



「…」



そう考えると何も言えなくなった十六夜を見て天堂は十六夜の頬を撫でて首筋に顔を埋めた 




「十六夜…」




見つめ合い、唇を重ね部屋に切ない吐息が満ちた