「いつ行くんだ?」


「…たぶん、明日かな?」


「気をつけろ?」


首を傾げた十六夜に天堂は心配そうに抱き寄せて頬をすりすりした。十六夜は苦笑いしながらも頷いた



「お前は怖がりなとこがあるからな……可愛い」


「怖がりではないと思うの…」


「いーや、怖がりで可愛いんじゃ…何かあったら呼べ?」


「…」


怖がりではないと思うし後半の可愛い、はよく分からない…でもどこまでも心配してくれる天堂に嬉しさを感じて十六夜も抱き着いた




「…本当?助けてって言ったら来てくれる?」


そんな十六夜の声を聞きながら布団に一緒に倒れ込んだ


「おうっ…いつでもどこでも駆けつける




十六夜は嬉しそうに微笑んだ。天堂も微笑んで十六夜の額に口づけ、十六夜は天堂の胸にすり寄った