獅蛇に一室を貸すとすぐに眠ってしまい三人で大広間に居ると翔炎たちが入って来て不思議な顔をするので説明するとやはり笑われた
「笑うな!」
「幽霊?…信じてんのか!」
「俺たちは妖怪!相手は幽霊だぞ!実体がねぇんだぞ!これ以上不確かで怖いもんなんかねぇ…」
「そうじゃな、実体がねぇから実態を確かめに行くんだ。気をつけろよ」
少し冷たい天堂に涙ぐんだ十夜。天堂はそんな十夜を知らず自室に向かった
「大丈夫、私も行くからね」
「ありがとうございます!」
十六夜が天堂の態度に寂しそうな十夜に告げるとぱぁっと笑顔で頭を下げた
おやすみ、と天堂の待つ自室に向かった十六夜
「翔炎っ、俺と一緒に寝てくれ!」
「はぁ?嫌だよ」
突然言われた翔炎は抱き着いてきた十夜を鬱陶しそうに払って出ていった
「…前鬼」
「無理」
「十史郎、神楽…」
「「却下」」
皆も翔炎同様に冷たい目で断られ、ぞろぞろと出ていった
「誰か俺と一緒に寝てくれぇ~!」