昼前に起きた十六夜は昼餉の準備をして皆が食べ終わると片付けて一人出かけた



姿を消して人通りが多い街中を歩いていると感じた邪悪な妖気



その方へ歩いていくと人型ではなく、獣の紫の妖狐が居り十六夜を見て笑った




「ヒッヒッヒ。十六夜?遊んでよ…」


そう言ったかと思ったら直ぐに仕掛けてきた。その時、運悪く人間が来てしまっていた。人間には十六夜たちが見えていないためどんどん進んでくる


避けられない、と思った十六夜は刀で攻撃を受け流したが狐だけあって素早く、次の攻撃を真っ向から受けてしまった



「ヒッヒッヒ、それは"退行の術"だよ…せいぜい苦しみな…」


座って背中を見せたと思ったら姿を消してしまった