こいつやっぱり大物になるな、と思いつつ、十六夜達には見せたくない光景だと思った




「早く行くからな」



と言いつつ宵美の速さに合わせてくれている獅蛇が尚更大好きになった宵美




「お、ちょっと薬草採りに行くぞ」


買うと言ったが金などなかったため野原に採りに行くことを決めた


「どうしてですか?」


「アタシはいいがお前は回復に時間がかかるからな、持ってるに越したことはないはずだ」



急に方向転換した獅蛇に引っ張られる宵美


どこまでも心配してくれる獅蛇がやっぱり大好きだ



「獅蛇様大好きっ!」



「うわっ!」