「……眠ったみたいね」


縁側に沿った障子が開いたため見ると


十六夜と琉威たちが縁側に座って中を見ていた



「……いつから居たよ」


会話を聞かれていた、と思った獅蛇は不機嫌そうに睨んだ




「え、っと……十六夜さん」


琉威たちが十六夜さんをおろおろ見ている




「ん?、…………見捨てないで、から」


十六夜は微笑んで獅蛇を見た