十六夜は肩を竦めた



「完全によくなるまでいるんでしょ?」


「んー、距離があるからな」


「そう、分かった。ゆっくりしていってね」



十六夜はすぐに部屋を出ていった


早く食べろ、とまたすぐにお粥を食べさせ始めた




「おいしかったです」


「そりゃ何よりで」


まだ出発しないから寝てろ、と御膳を持って出ようとしたが宵美に捕まった



「寝るまで居てください…」



ハァ、と溜め息をついてまた座った