「おいおい、餓鬼一人にこれか?」




目の前から声が聞こえた、



虚ろな目で見ると目の前には大好きなひとの後ろ姿が…





「し、っ獅蛇、様……」



「―お疲れさん」



振り向かずに鬼と対峙している



鬼は獅蛇の何倍もある高さ


無理だ、と思った宵美だったが、獅蛇が指を動かしたら真っ二つに切り裂かれ、鬼は血しぶきをあげてその場に倒れた


巨体で強かった鬼がいとも簡単に倒されるとは…


やはり強い