「やっと旨そうな奴が現れたぞ」

「お”ぉ。若い奴だ、久しぶりに喰えるぞ」



宵美は棒切れ一本で、足を引き摺りながら鬼に攻撃していた




気づくと蠍と百足は居なくなっていた



逃げたのか……



宵美が一瞬目を離した隙に、鬼が目の前に居て宵美を巨大な手で叩いた



宵美ははるか遠くにふき飛ばされた


ふらふらしながらも何とか立ち上がったが目の前が霞む




宵美には"任務を果たす"ということだけがあった

獅蛇様が初めて任務を与えてくれた…