どうしよう……こんな状態なら逃げれずにこのまま殺される でも行かなきゃっ そんな思いが渦巻いて立ち上がり、片足を引き摺りながら歩いた すぐに殺される、と思ったが手を出してこない 追いかけては来るのだが……遅い 宵美の攻撃が効いたのか、はたまた……… あと少しで目的地まで着く、というときに妖怪が現れた 巨大の赤鬼と青鬼の二体だ 二匹の鬼は蠍と百足を怪力で持ち上げて、投げた