そしてごつごつとした岩が多い地帯に入った途端に蠍、百足が現れた



「っ!」



十匹が一斉に襲ってきた



何とかかわしたが追ってきている




「どうしよう…何とかしなきゃ!」




逃げるだけでは駄目だと判断した宵美は、近くにあった太くて重い木の枝を持って構えた




蠍と百足が宵美に向かって黄色い液体を吐いてきた


液体が当たった岩を見るとそこが溶けていた



「嘘、毒が……当たったら死んじゃう!」



逃げたいけど逃げきれないし、この手紙を無事に届けないと!!


獅蛇様の任務はやり遂げなきゃ