「獅蛇は何で来たのかな?」



「さあ、十六夜さんに用があったんだろ?」














その頃、宵美は荒れ地を歩いていた


荒れ地は妖怪が居て狙われることが多い



宵美はまだ子どもで力はあるがそんなに強くはない


いつも曇天だが獅蛇と歩いていれば怖くはなかった


だが今は一人


しかも大事な用事を頼まれているため緊張していて不安ばかり