「うん」


「どこまで送ろうか?」


「ん?皆の倉庫でいいよ」


「え、いいの?」


「うん、そこまで行けば少しだから」




距離は結構あるが十六夜、妖怪にはさほど問題はない。歩いて帰れる距離だ




「分かった!じゃあ行こっ」


十六夜と一緒に停めてある車まで行き、乗り込んだ




車の中では十六夜の膝の上で舌を出してグーグー寝ている影狼



「疲れたんだね」