見ると雷斗や琉威が男たちの腕を捻りあげていた


「そのひとになにしてんだ」


「触ってんじゃねーよ…」



「覚悟できてんだろーな!」


総長の顔をした雷斗と、琉威や涼の登場に男たちは口をぱくぱくさせている


晴樹と優希は二人で居るのか来ていなかった



ひぃっ、鬼龍だ!

すんませんでしたっ

許して下さいっ!


男たちは情けない声をあげて逃げていき、十六夜を囲っていた人間も散っていった


女たちは黄色い声をあげていたが雷斗に睨まれて惜しみながらも離れていった



「もー十六夜さんっ!だから言ったじゃんっ。一緒に居れば安心だって!海行くよ!」


琉威に引っ張られ十六夜はされるがままに海に向かう


…影狼を抱っこするのを忘れずに