休み時間、私と徹平くんが話していると・・・


「なぁ、お前らって付き合ってんの?」

クラスのKY男の真二くんが、私たちに聞いてきた。

「はぁ?」

「えっ、違った?仲いいから、てっきり
 付き合っているのかと・・・。」

「あー!それ、私も思ってた!」

「俺も、俺も!」

次々に、皆真二くんの意見に賛成し
私も、俺もと、言い始めた。

「ってか、実際どうなの?」

「違ぇし。」

徹平くんは、きっぱりと言った。
まぁ、皆の前だし、付き合ってもいないから
否定するのは当たり前だけど、なんだろう。
だんだか、胸が痛くて、苦しい。

「そうなんだ。でもさ、好きだろ?」