18って……
!!!!
ま、まさか……

「あのさ…もしかしたら、その人と、正式に結婚したら、一緒に暮らすってこと……？」
「……」
お母さんは目を逸らした…。
つまり…
「一緒に住むってことね…。」
「ま、まあ結婚なんだから一緒に住むのは
当たり前じゃないの？」
「何それ!?だとしても年頃の女の子がいるっていうのにっ!!!せめてあたしが高校卒業してからじゃダメなの!?」
「まぁ、そう怒らないで♪」
「はぁぁ……」
なんで、あたしの親は、こんなに能天気なんだろう……
今日一日分の体力を使った気が…

「あ！そうそう！いい話があるの！」
「何…？」
「まぁ、そう怒らないで？♪」
ムカつく…。
はぁ………
もう、頭痛い…。
誰かさんのせいで……。
「で、いい話っていうのは〜！」
「勿体ぶんなくていいから早く言って。」
あたしが冷たく言い放つとお母さんは唇を尖らせた。
「ぶ〜。はいはい。もう、さくっと言っちゃうよ！ あのね！実はその息子さんがめっっっっちゃくちゃイケメンなのぉ！！！」
…。自重しろ。
「もうすっっっっごくかっこよくって！あ、でもあの人の方がかっこいいけどね♡」
「全然いい話じゃないじゃない。それはただのノロケ話。」
「えへへ♡それで本題に戻るけど息子さんに会ってくれるわよね！」
「やだ…」
「そう堅いこと言わないで！お願い！」
…うぅ。
でも、仕方ないか。今まで女手一つで育ててくれたお母さんが好きな人見つけたんだもんね…。
「わかったよ。会うよ。あたし」