再婚って……
なんでいきなり…

「疲れて帰ってきて何のことかと思ったら…」
「ごめん…」
「はぁ…。好きにすれば?」
「本当は、もっと前に話そうと思ってたんだが……それと―」
「話ってそれだけ?んじゃ、俺疲れてるからもー寝るわ。おやすみ。」
「ちょっ、椿…!」

俺は小走りで部屋まで階段を駆け上がる。
そして、ドアを思いっきり閉め、大きな溜息をついて、ベッドに思いっきりダイブする。

ボフッ
という布団の音が聞こえる。

ベッドはふかふかで気持ちいい…



「どうでもいい…。俺には関係ない…。親父は好きにしてればいい…。俺には関係ない…。」
俺は自分にそう言い聞かせる。

「眠…。シャワーは明日でいいか…。」
俺は気づかないうちに眠りについていた。