私が倒れてから数日後。

学校に来たら私の机に「死ね」「バカ」「ブリッ子」「俊平に近づくな」と書かれていた。

えっ…?

何で?

「ガラガラ」
「おはよう!!」

あっ、俊平だ。

こんな机見せられない。机を隠すように机の前に立った。

「おはよう!!春香!」

「声治ったか?」

「うん…」

「あれっ?今日元気なくねぇか春香」

「あれっ?机になんか書いてるぞ!?」

「死ね」「バカ」「ブリッ子」「俊平に近づくな」

「バンっ!!」
「これ誰が書いた!?」

私は、教室から飛び出して裏庭へ逃げた。

「もうやだ…もうやだ…もうやだ…」

「春香!待て!!」

ギュ

えっ?私俊平に抱きしめられてる!?
離れようとしても俊平の腕の力が強くて離れられない。

「我慢しなくていいんだよ、春香」

私は、俊平に抱きしめられながら泣いた。

「春香、俺昔の俺とは違うだから、友達になって下さい。」

・・・。

「俊平、本当に裏切らない?」

「ああ、絶対に。」

「よろしく俊平。」