〜水〜

目の前にヒトがいた。
詳しく言うと、その人は、我々と同じ存在ーーー…

「貴女は、“氷”ですか?」
「…」

沈黙は続いた。
暫くの沈黙を破ったのは、彼女の方だった。
「た…すけ…てーーー。」