~草~


―――本当に真っ暗だぁ…。
この中で動き回るのは危ないなぁ…
でも、この暗闇の中、力や光物を出すのは禁止されているし…。


どうするか
と、途方にくれてい時、冷たい何かが自分の手に触れた?
と思った瞬間、部屋に明かりがついた。

目の前には、瞳の黄色い女の子。


「えぇっと…間違えてたらごめん。祇臣ちゃん?」
「はい、そうです。ええっと、これからよろしくお願いします。」
「うん。よろしく。」


草と雷。

ひとつのペアが成立した。


―――にしても…


びっくりするぐらい冷たい手だなぁ…