こほん。
「えぇー、今日集まってもらったのは他でもない。8つの根源の者同士、知らない者も多かろう。だから、今日は集まってもらった。しっかりと覚えてもらうぞ。だがその前に…綺斗!」
「畏まりました。」
カチッ。
「わぁ!なんだ!?」
綺斗が承諾したとたん、部屋…というよりは大き過ぎる広間のありとあらゆる電気が消され、皆が一斉に同様する。
「静かに!!」
帝がそういうと、全員が冷静さを取り戻した。
「今からこの暗闇の中で、自分のペアを探してもらう。誰かを探している時itibann
最初に手を掴んだ、もしくは掴まれたものがペアだ。ただし、ペアだからと言って、2人1組とは限らない。まぁ、ペアの数は紙のみぞ知る…ってとこかな?」
全員が息を飲む。
そして―――
「では、諸君の健闘を祈る」
帝のスタートサインらしき声がかけられた。
―――さぁ、このペア決めが吉と出るか凶と出るか…。
楽しみだな…。
暗闇の中、帝は不敵な笑みを浮かべた。