全てのものには、光と闇がある。
日本はそれを、古より「陰陽道」と言い、それを操る者を「陰陽師」と呼んだ。

その「陰陽師」の末裔こそが、僕ーーー暁 帝だ。

僕は暁家に「光」の力を授かり、生を受けた。
「光」が僕である様に、暁家には、「闇」も存在する。

それが僕の双子の兄である、暁 夢人だ。




夢人は、生まれた時から闇をまとい、まだ微弱な力でも、国が「終わり」かけた。


だから暁家の人間は、兄 夢人を、家の地下深くにある水牢に縛りつけた。

その呪縛は「世界が終わる」まで解かれる事はない。

逆に言うと、夢人が目覚めてしまうと、世界が終わる。










だが、その「終焉を迎えるであろう世界」を救うのが、僕と夢人の光と闇の力と、その他の8つの力の根源を持つ人間なのだ…