〜氷〜
気付いたら、知らない天井が見えた。
知らない所で、知らない人の布団に寝ていた。
ーーーここ、どこだろ。
周りを見ても、知らない事ばかり。
でも、家具を見る限り、男の人の部屋だと思う。
ーーー何だか、私の部屋に似てるなぁ…
その時。
ガチャっ
誰かが入って来た。
「目は覚めたか?その、目を覚ましたばかりで悪いが、主が会いたがっている。
大丈夫か??」
何が何だか分からず、私は事の流れにみをまかせた。
ーーー主って誰だろう?この人は、何者なんだう。
ゴチャゴチャになっている頭を
整理しながら、私は男に連れられ、“主”の元へと案内された。