夢を見てから一週間が過ぎた。
いつもの様に学校に着くと、様子がおかしかった。
「あっ、みーちゃん!ユメノちゃんの様子が変なの!!」
「えっ?それってどういう…」
ばりーん!!
窓が割れた音を聞いて、私とヒカルは
教室に入った。
教室を覗いてみると、そこには背中に小さな黒い羽根を付けたユメノがいた。
「ユメノ…どうしたの?そんなに怒って…」
「なによ!あんただって、私を踏み台にしてるくせに!!どうせ、何も出来ない私と一緒にいて、自分の方が出来が良いって…
ーーーその時。
…思ってたいんでしょ!?」
ユメノの背中に付いていた羽根が大きくなった。
ーーー羽根が!?
「ユメノちゃん!それは違うの!私たちは…」
「うるさい!!!」
ユメノが叫んだ瞬間、私以外の人間は、全員倒れてしまったーーー…。
「みんな!?」
「やっばりなーーー…」
ーーーえ…。