俺が落ち着くまで、美樹さんは抱きしめていてくれた。 「か、かっこ悪いところ見せてすみません」 今は、公園のベンチに座って話しているところ。 まあ、かっこいいわけではないけど・・・・ 「いえいえ。私が変なこと言ったのが始まりですし、私こそ、すみません」 謝る美樹さんに、 「え!み、美樹さんは悪くないですよ!お、俺が勝手に変な方向に考えたのが悪いんです!」 俺は、あわてて言った。