「それに、私が起きたとき、ベッドで。ちゃんとおふとんもかぶってて。七瀬君が運んでくれたんでしょう?ありがとうございました」




震えが止まった。




「じゃ、じゃあ・・・・」




でも、声は震えてる。




かっこわりぃ・・・・




「もちろん。別れませんよ」




俺がうつむいた顔をあげると、そこには、昨日のやさしい笑顔があった。