そんなこと言われると急に恥ずかしくなってきてしまう。



「そんなわけないじゃんたまたま登校中にあったの!!」



「そっかぁー(ニヤニヤ)奈々ー、顔真っ赤だょぉー?(笑)」



「か、からかうなー!!!!」



美里は昔からの親友で、わたしのことはなんでも知ってる。


イコール=


わたしが翔太のことを好きなことも知ってる。



だからしょっちゅうこうやってあたしのことをからかってくる。


でも相談にのってくれる時は真剣にあたしの話を聞いてくれる。



美里は凄くあたしの恋を応援してくれているんだ。


こんなに応援してくれている美里のためにも、あたしは翔太と結ばれなきゃいけないんだ!!



そう意気込みながらあたしは教室に向かって行った。





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このときのあたしはまだなにも知らなかったんだ。