アシュリーはカフェの前でバイクを止めた。



「何か話したいんだろ?聞いてやるから話せ」



アシュリーとキズナはカフェに入り、席につく。




「お前はコーヒー飲めないんだったな。悪い、カフェなんかに連れてきて」

「いえ、大丈夫です。紅茶なら飲めますし」



アシュリーとキズナはブラックコーヒーとアッサムティーを注文した。




「紅茶好きもラヴに似たか。キズナは本当にラヴの生き写しだよな。まぁ猫っ毛なのがアキみたいだけど」



アシュリーは笑う。




「私は…ラヴのように好かれていません。忌み嫌われる存在です。みんなラヴに似た容姿しか好きになってはくれないです。…あと…エンドロールの名前に惹かれるだけで」



キズナがそう言って俯くと、アシュリーはキズナの髪をわしゃわしゃと撫でた。