「キズナ?今帰りか」



キズナが1人で歩いていると、アシュリーが乗ったバイクがキズナの隣に止まった。




「アシュリー、お仕事お疲れ様です。おかえりなさい」

「おう、ただいま。ほら、後ろに乗れよ」



アシュリーはキズナにヘルメットを投げる。


キズナはヘルメットを受け取り被ると、バイクの後ろに乗った。




「…アシュリー」

「ん?なんだ」

「…いえ」



キズナはアシュリーにしがみつきながら、それ以上話さなかった。


アシュリーはキズナの異変に気付き、家に向かっていたバイクの行き先を変えた。