「甘ったれさんな所ですよ。キズナの甘え癖は間違いなくアキ譲りです」

「ああ、そうだな」



ラヴの言葉にアシュリーが頷くと、アキは分が悪そうに顔を膨らませた。




「私はママ大好きですよ。ラヴには負けません」

「キズナ、アキは私のですよ」



アキに抱きつくキズナを剥がそうとするラヴ。

剥がされまいとアキにしがみつくキズナ。



そっくりさん2人の姿を見て、アキとアシュリーは笑っていた。





「サミュエルとレオンが出て行っても騒がしいね、ウチは」


「あいつら、ちゃんとやってんのか?サミュエルは心配ねぇけど、レオンがな」


「前にレオンの奥さんから電話あったんだよ。『お義母さん、レオンの浮気癖どうにかして下さい』って。あれはあたしでもどうも出来ないよ」