「アキに出会えたからあの真実を受け入れられました。きっと孤独なままの私だったら、受け入れられません」


「ラヴ。きっとあなたの人生が終わる時は、世界中の誰よりも愛に満ち溢れているわ」



アキはラヴの背中に顔を擦り付ける。




「あなたのおかげですよ、アキ」



ラヴは甘え癖の直らない妻が愛しかった。




ラヴの足りなかった部分、愛情を満たしたのはアキ。


またラヴもアキに足りなかった壮大さを満たした。




2人は2人で1つの生命体。



紛れもない運命を感じていたラヴだった。