真実に辿り着くまでに随分と遠回りしてしまったラヴ。



でもそれでよかった。


愛を沢山知った今だからこそ、受け入れられる真実だったのだから…




母親の愛情、そして義母の優しさからの愛情を知ったラヴ。










『ラヴ=エンドロール』



彼の人生のエンドロールが流れる時、愛に満ち溢れているようにと義母が願って付けた名前は、現実のものになる。









「ねぇラヴ。あたし達の始まりはラヴが言った“I LOVE YOU”でしょ。

だからあたしがもっと歳を取って、いつか死んでしまう時も、ラヴの『I LOVE YOU』を聞きながらホワイトガーデンのベッドの上で死にたいな」


「はい、必ず。…あなたが逝く時は私も共に…」



ラヴとアキは飛行機の中、頭を寄り添わせて眠った。





いつか訪れる命が終わる時も

きっと、こうやって


2人で寄り添って…