「アキ…アキっ。起きて下さい。子ども達が帰ってきましたよ」

「うーん…」



自分の上で目を擦る眠たそうなアキを見てラヴは微笑んでいた。




「アキはいつまで経っても可愛いですね」



ラヴはアキの頭を撫でる。




「…あたし…最近老けてきたよ。シワ出来てきたし。ラヴは歳とってもカッコいいのに」


「例えアキがシワだらけになっても、白髪頭になっても私はあなたを愛しく思いますよ。アキはアキなんですから」



ラヴは体を起こすとアキにキスをした。




「…ヨボヨボになっても?入れ歯になっても?…ボケても?」



アキが真剣な目でそう呟くとラヴは笑った。

そんなラヴを見てアキは膨れる。




「笑うなんて酷い!真面目に聞いてるのにぃ」


「すみません。あまりに可愛かったので。…はい、どんな姿になっても愛していますよ。大丈夫です」




ラヴはポンポンと頭を撫でる。