「ぎゃははは!ラヴ、キズナにもバカにされてやんの!!」



レオンが笑うとラヴはへこんだ。




「キズナは優しいね。いい子に育ったわ」

「ママが大好きだからです。ラヴには負けません」



アキとキズナが仲良く話していると、それを見ていたラヴと子ども達は呟いた。




「…キズナは小学生にしては大人び過ぎだろ」

「そういやキズナって自分のこと、僕とか俺って言わないよね」

「今それはどうでもいいだろ!」



アシュリーはレオンを蹴飛ばす。




「キズナは自分の事を私と言いますよ」

「話し方はまるっきりラヴに似たんだな」

「中身はアキみたいだけど♪…いや、大人びてるオヤジくさい所はアシュリー似かな?」

「黙れ」










騒ぎながら並んで歩くエンドロール家。



夕日に照らされた6人の影は繋がって地面に伸びていた。