「ラヴのバカ。もう知らない!」



アキがそう呟いて部屋を出ようとすると、ラヴはアキの腕を引っ張り、ベッドに押し倒した。



「私は愛妻家ですので、ずっとあなただけを愛し続けます。…と言ったんですよ」


「…ラヴ」


「私の世界の全てはアキが私の名前を呼んでくれる声です」



ラヴがフッと微笑むと、アキは大きく息を吸った。




「ラヴラヴラヴラヴラヴラヴラヴラヴラヴラヴラヴラヴラヴラヴ―!!!!」

「…アキ、あまり呼んで下さると襲いますよ?」



2人は毛布の中でバタバタと暴れながら笑いあっていた。