ガッカリするレオンを見てアキは笑っていた。



アシュリーとリビングで遊びながらも、キズナはラヴが早く降りて来ないかとそわそわしていた。



「キズナ、そんなにラヴと遊びたければ覗きに行くか?」



キズナの姿に気付いたアシュリーは問う。

しかしキズナは首を振る。




「ラヴの邪魔はしたくありません。大丈夫です」

「素直じゃねぇのは俺に似たか」



アシュリーは7歳にしては大人びてるキズナに笑うと、キズナの頭をガシガシと撫でた。




「ねぇ、何でキズナはラヴの事パパって呼ばないの?」


「あたしやあんた達のせいよ。みんながラヴって呼ぶからそうなっちゃったの」


「アキの事はちゃんとママって呼ぶのに?」


「それはあたしが教え込んだから」




じゃあラヴの事もパパって教え込みなよ!


と、思いながらレオンはアキを見た。