アシュリーは戸惑いながらも幸せそうに眠るキズナを見て、柔らかく微笑んでいた。



「…ちっせぇー…」



アシュリーはキズナの手を握る。


するとキズナもアシュリーの指を固く握った。




「アシュリー、パパみたい♪老け顔だから余計っ」

「黙れ!」



アシュリーがレオンに怒鳴ると、キズナは大声で鳴き始めた。




「アシュリーのおバカ!起きちゃったじゃんか」

「誰のせいだ!」



泣き出すキズナを慌ててあやすアシュリー。


いつも無愛想なアシュリーの優しい親のような姿を見て、レオンとサミュエルは笑っていた。