ホテルの部屋に戻り、大浴場に向かう一家。



「母さん、前と同じように一緒に入りたいのは山々なんですが…」

「大丈夫よ、お腹の子と一緒だから1人じゃないもの。ありがとう、サミュエル」



心配してくれているサミュエルに微笑むアキ。




「サミュエルってやっぱりスケベだったんだね〜♪」

「うるさいな」

「まぁレオンには言われたくないよな」



子ども達は騒ぎながら男湯に入っていった。




「アキ、体は大丈夫ですか?早くあがったらそこのロビーに座ってますね」


「ラヴもアシュリーと同じで心配性だなぁ。うん、わかった。また後でね」



ラヴとアキはそれぞれ浴場の中に入っていった。






暫くしてアキが温泉から出ると、ラヴとアシュリーがロビーのソファで眠り、サミュエルとレオンは卓球をしていた。



美形2人の寝顔に通りすがる人みんなが見とれている。




「アキ〜♪一緒に卓球やろうよ」

「あたし見てるだけでいいよ」

「じゃあ俺のカッコいい所見ててねっ。よっしゃ!サミュエル覚悟しろ!!」



レオンとサミュエルはムキになって卓球をし始めた。


アキはその姿を見て笑っていた。