何があっても
明るくしていないと


闇に吸い込まれそうだった…









「レオン!サッカーしようぜ」

「おう♪やろ〜」



俺はいつも笑ってた。

だから友達も多かったんだ。



でも、いつも笑ってるから悩みがないワケでもないし、傷付かないワケでもない。




「レオンって路地に捨てられてたんだろ!?可哀想だな」

「あははは!きっと道から生まれたんだよ、俺♪」

「レオンって本当面白いよな」



みんな知らないだけだよ。


俺は1人でいると泣きそうな顔をしてるって事。





捨てられたなんて言われて落ち込まない奴なんかいないよ。


俺だって傷付くんだよ。




誰かこの叫びに気付いてくれないかな…





「レオン!一緒に遊ぼうよ」

「OK♪ハニーは何して遊びたいの?」



俺の唯一の癒やしは女の子だった。



女の子は男と違って気遣いが出来るし、無神経じゃない。


だから俺は女の子とよくいるようになっていた。