その日以来、仕事で外国に来ていた為アキに会わなくなっていた。



この時、アキに苛立ちをぶつけた罪悪感とアキに会えない寂しさが私の中で渦巻いていた。



こんな気持ちは初めてだった…







アキ…
やっと気付きましたよ。


きっとこの感情が“誰かを愛すること”



私はあなたを愛してます。




アキ、ありがとう。
私に愛情を教えてくれて…




でもきっと、私はアキを恐がらせてしまった。



もしアキに嫌われしまっていたら私は……。






私は人に嫌われる事なんて恐くなかった。

好かれる方が恐かったはずなのに。



私はいつからこんなに臆病になったのだろう。



誰かを愛するというのはこんなに恐い事だったのか…




そんな臆病な私の不安を取り払ってくれたのも、やはりアキだった。




「…あたしはラヴが好きです。だから辛いんです…」



アキ…
あなたは可愛すぎます。




「Aki,i love you…」




好きだと言ってくれたアキを見た瞬間、愛しさと欲望と切なさが一気に溢れ出た。


これが愛というものなんですね。




綺麗な想いだけが愛情じゃない。


好きだと言いたい。
その華奢な手を握りたい。
その小さな体を抱きしめたい。
あなたの全てに触りたい。


そんな感情までもが溢れ出た。




愛を告げたら泣いて
指輪を渡したらもっと泣いて…

私の1つ1つに喜んだり悲しんだりしてくれる。



そんなあなたが愛しい。





私の漆黒の世界は、あなたの一挙一動でいつの間にか純白の世界へと変わっていた。





私はあなたに会えて本当に幸せです。



だからこれからも
泣いたり、怒ったりしていいんですよ?


でも最後には必ず
その笑顔を見せて下さい。




My sweet heart…
I love you…