だけど、あたしには理解出来ない孤独を抱えていたラヴとは分かり合えない部分もあって、すれ違ったりもした。



そんなあたし達を繋いだのはラヴが生まれ始めて口にしてくれた言葉。


『I love you』だった。




この言葉があたしのちっぽけな世界を壮大なものへと変えたのだった。





運命とは不思議なもの。


いつ何処で誰と出会い、恋に落ちるかなんて誰にもわからない。


だから夢を見る。



それはたまに虚しさを感じさせるけど悪い事ではない。



誰にもわからない偶然や奇跡は起こるかもしれないのだから…。






ラヴ。

これからもあたしに壮大で綺麗な世界を見せてね。




難しい事じゃないよ。



ラヴはただ、そばにいてくれるだけでいい



ただ、それだけで
簡単に世界は変わるから


それだけでいいの。













Aki=Sakurai side story,end.