アキは突然、ホワイトガーデンにいる母に呼び出された。



ホワイトガーデンの職員だった人が産休に入ったり、結婚退職するなどで立て続けに辞めてしまい、職員不足になってしまったとのこと。



そんなワケでアキは短期で働く事になり、1ヶ月間だけホワイトガーデンに向かう事になったのだ。




「はぁ…心配だな。あんた達だけで本当に大丈夫?」



イギリスに行く前日、アキは置いていくラヴや子ども達を心配していた。




「大丈夫だって!レオン君に任せなさい♪」

「レオンが頼りになるんなら苦労しねぇよ」

「もう、うるさいな!!アシュリーのバカ」



いつものように喧嘩を始める2人を見て、アキは再びため息をついた。




「ご飯とかちゃんと食べるんだよ?あぁ、でも4人共作れないからなぁ…」

「大丈夫だって。出前取ったり外に食いに行くから♪」

「そうだな。…それよりラヴが拗ねてるぞ?」




アシュリーはソファに丸まっているラヴを指差す。