あまりの大声に驚くアシュリー。



「アシュリーっ!あたしを置いて何処かに行かないで!!あたし…もう怒らないし朝も無理矢理起こさない…料理も上手になるからっ!!だから…いなくなっちゃやだ!」


「アキ、違うんだよ。そうじゃない。…俺はどうしようもないくらいお前が好きなんだ。……もう自分を抑えられる自信がないんだよ。だから離れようとした」



アシュリーは切なそうな表情を浮かべる。




「…でも無理だった。アキが家で1人で泣いてるんじゃねぇかと思ったら帰りたくなった。…離れたくなんかない」



アキはそう呟くアシュリーに抱き付く。


そんなアキをアシュリーも強く抱き締めた。




「…いなくなっちゃやだ…あたしにはアシュリーが不可欠だよ」

「…Aki、I want you…。お前が欲しいよ…」



アシュリーは綺麗な英語の発音でそう囁くと、アキを再び抱き締めた。




アキはそれが嫌ではなかった。



ラヴにしてもらう時と同じ感覚がしたから…。