「アキー!タオル取ってぇ!!」

「はいはい」



暫くすると風呂場からレオンの叫ぶ声が聞こえ、アキは風呂場に向かった。




「もう、置いてあるでしょ?自分で取りなさいよ……って、ぎゃああああ!レオン、前隠してよ!!素っ裸じゃない!!バカ!」


「へっへーん♪わざとだもん。このままアキ襲っちゃおうかなぁ」


「バカ言ってないで早く拭きなさい!!」



アキはレオンにバスタオルを投げると、走ってリビングへと向かった。




「どうしました?」

「ううん、何でもない!!」



アキはドカッとソファに座る。




「あのバカに何かされたんだろ」

「そうなのよ!あのバカってばさぁ〜!!」



アキがアシュリーに嘆いているとレオンがやってきた。




「何、何!?何の話?」



アシュリーとアキの間に割り込むレオン。




「…純潔な乙女に裸を見せるバカな男の話」

「純潔じゃねぇだろ!!」

「うるさいな!!アシュリーは」



2人のやり取りを見ながら、レオンは呟いた。




「アシュリーの事?」



いやお前の事だよ!!


と、アキとアシュリーはレオンに突っ込んだ。