公園からの帰り道、小さなアキの歩幅に合わせてゆっくり歩く4人。


白い世界に映る5つの赤。



5人は雪が降りしきる空を見上げながら、無言で歩いていた。




公園からの道は不規則な5つの足跡が刻まれている。







無理だとわかっていても、死ぬまでこうして5人でいたい。



そんなアキの気持ちと、ラヴ達も同じ気持ちを抱いていた。




5人の『絆』は、それ程に強いものになっていた。






しかし別れはやがて訪れる。


時は残酷なものだった。