今日は、ラヴが三ツ星に選ばれた有名な高級レストランに連れて行ってくれると言い出し、はしゃぐエンドロール家。



ラヴは仕事帰りに直接向かうとのことで、アキ達4人は高級レストランでも恥ずかしくない服装に着替え出掛けた。




「アシュリー!早く!!置いてくよ。レオンとサミュエル先行っちゃったし、ラヴももう着いてるはずだよ」



アキは後ろを歩くアシュリーに声を掛ける。




「…ラヴに三ツ星レストラン連れて行ってやるって言われた時はすげぇ嬉しかったけど…」


アシュリーは立ち止まる。



「何よ」

「何でお前、こんなに買い物してんだよ!そしてなぜ俺だけに持たせる!!」

「いーじゃん♪」

「前ラヴと買い物したばっかりだろうが!!」



レストランに向かう途中、服やら鞄やらを買ったアキの荷物を持ちながらアシュリーは怒鳴った。




「レストラン行く前にこんな買うな!ラヴに怒られても知らねぇからな!!」

「ラヴ怒んないもーん♪」

「ちっ!!ラヴめ、甘やかすなよな。お前も無駄遣いすんな」



アキとアシュリーは並んで歩く。


通りすがる人は男女問わずアシュリーに見とれている。



「さすがアシュリーだなぁ。通りすがる人みんな見とれてるよ。あたしも親じゃなかったら見とれるんだろうな」



そんな事を考えながら歩いていると、少しアシュリーから離れてしまったアキ。


そんなアキを後ろからアシュリーは抱き締めた。