「ただいまぁ」



家に帰ると、リビングでうたた寝をする子ども達がいた。




「よく寝るのは昔から変わらないなぁ」



2人はあどけない顔で眠る子ども達を見て、微笑んでいた。





こうやって5人でいられる何気ない日々は、きっと長くは続かない。


いつか…

何よりも大切な存在を見つけて、この家を出て行ってしまう息子達。



だからこそ、今ここにある幸せを大切にする。





ラヴとアキはそんな事を想いながら、3人の寝顔を見つめていた。